1st Album「幻想紀行詩 -アリアステラ-」

PALADIN

-或る英雄の詩-

Official Lyric MV

Track09 / 10 Release2025.12.06 Length5:35 Words & MusicShizuki

月が翳り、長い争いの中で光を失いつつある国があった。

その国には、白銀の鎧を纏い、人々を守り続けるひとりの聖騎士がいた。

どれほど深い傷を負っても、彼は人前で苦痛に顔を歪めることはなかった。
悲しみに暮れる夜も、すべてを投げ出したくなる朝も、民の前に立つときには傷を隠し、いつものように微笑んだ。

人々が明日を信じられるように。
子供たちが怯えることなく眠れるように。
愛する者たちの笑顔が絶えることのないように。

やがて人々は、そんな彼を「PALADIN」と呼ぶようになった。

けれど、彼は生まれながらの英雄ではない。

幼き日には、果てなく広がる空を見上げ、何ものにも縛られず吹き抜ける風に憧れた、ひとりの少年だった。

胸に抱いていたのは剣ではなく、小さな夢。
まだ見ぬ世界への憧れを詩に変えて、少年は幾度となく夜空へその声を響かせた。

やがて少年は成長し、守るべき者たちと出会い、剣を取った。

ひとつの灯を守れば、またひとつ。
ひとりの願いを背負えば、またひとり。

歩みを重ねるほど、その身体には誰にも見せることのない傷が増えていった。
それでも彼が守り続けた小さな希望は、いつしか多くの人々を照らす光となっていた。

かつて共に咲き誇る薔薇のように誓いを交わした仲間たち。
遠く離れてしまった者。
守ることのできた命。
そして、もう二度と届くことのない祈り。

そのすべてを胸に宿し、白銀の騎士は今日も大地を踏み締める。

たとえ傷だらけになろうとも。
たとえその苦しみを誰にも知られることがなくとも。

自分が立ち続けることで、誰かが明日を信じられるのなら。
自分の掲げる光が、誰かの暗闇を照らすのなら。

彼は何度でも立ち上がり、再び人々の前へ征く。

――「PALADIN」は、そんな聖騎士の姿を描いた物語。

そして同時に、その白銀の鎧の向こう側には、
それぞれの傷や葛藤を胸に秘めながら、それでも誇りを失わず、人々の前に立ち続ける者たちの姿を重ねている。

喝采の裏側に何があったとしても。
その日、そこへ辿り着くまでにどれほど険しい道を歩いていたとしても。
幕が上がれば、再び自らの光を掲げる。

-誇りを持ち、ステージに立ち続けるすべての者たちへ-

守るために戦う 誰にも見せぬ傷を背負い
目に映る者たちのーー 笑顔溢れる世界を…

傷つくたびに赦され 壊れぬようにただ微笑む
守り続けた小さな希望

いつか見た夢は未だ消えないPRELUDE 光を胸に抱いて羽ばたけ
幾つの灯をその身に宿すPALADIN 朽ち逝く最期の日まで

我らは共に咲き誇る薔薇 今は遠く幻想の祈りを星に捧げて征こう

月翳る世界に気高き詩を灯すように
白銀の誓いは今、輝きはじめる

幼き日に憧れた空 縛られぬ風に焦がれながら
少年の詩は夜に吠えた

辛く険しい道 傷だらけのその足で 大地を踏み締め天を仰いだ
永遠に響け 我らの祈りの歌 気高き誓いよ

いつか見た夢は未だ消えないPRELUDE 光を胸に抱いて羽ばたけ
幾つの灯をその身に宿すPALADIN 朽ち逝く最期の日まで
Words
Shizuki
Music
Shizuki
Arrange / Mix
Yoshi
Shizuki
Words & Music

Shizuki

幻想の吟遊詩人。民族音楽×ヴィジュアル系×J-POPの幅広い音楽性と、高い物語性で聴く者を幻想世界へ誘う。1st Album「幻想紀行詩 -アリアステラ-」。

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収録アルバム:幻想紀行詩 -アリアステラ-(2025.12.06 / 全10曲)